ドメスティックバイオレンス

字義通りにはドメスティックバイオレンスというと家庭内暴力ということになるのですが、今日一般的に理解されているのは、家庭内における夫による妻への暴力行為、また未婚の場合でも交際中にある男性から女性への暴力を指します。そして特徴は、継続的であることです。主に男性がストレスのはけ口として弱者である女性を攻撃対象とすることが問題であり、当然のことながら犯罪行為です。そのため話し合いによる解決が不可能な場合は、女性に対し駆け込み寺として機能するシェルターが必要になります。ここまでエスカレートすると男性側は反省を示すのですが、元の状態に戻ったとたん暴力が再開する事例が多発しています。

一番の解決方法は別居することであり、ストーカーに対する判決さながらに、男性は女性に一定距離以内に近づいてはならないと強制することです。問題解決の例が非常に少ないことから、このような道を選ぶより他ありません。この場合問題になるのは女性が自立して生活できるか、PTSDにより著しく神経衰弱した状態になっていないか、怪我をしていないか、です。そのため暴力を受けた履歴を書き留めておき、エスカレートした段階で病院を受診し診断書をとっておき、後の裁判に備えます。別居の前には、子供がいる場合は親権をどうするか、女性の所有物を男性と関わることなしに搬出する方法をどうするかなど、検討課題があります。

自治体の役所や法律相談などで、まずは自己のおかれた状況の特殊性も加味し、どういう方針をとるかの相談をまずは受けるべきです。その後弁護士に相談し、裁判に入るという経路になるでしょう。